お茶にはさまざまな成分が含まれています。
 「健康にいい」、「体にいい」と言われるようになり、さまざまなお茶含有成分を使用した商品が販売されています。テレビやラジオでも取り上げられるようになり、お茶はいまや健康食品の代名詞のようになりました。

 では、実際どのような成分がどのような効果があるのでしょうか。
カテキン
 メディアで取り上げられる回数の最も多い成分であると思います。それにふさわしくカテキンにはさまざまな効果があると言われています。
 抗ガン作用・血圧上昇抑制作用・血糖上昇抑制作用・抗アレルギー作用・消臭作用・抗菌作用
などに効果があります。お茶の乾物中に約20%含まれており、お茶独特の渋味や苦味の成分でもあります。
カフェイン
 コーヒーに含まれていることで有名ですが、お茶にも3%程度含まれています。
眠気防止利尿作用があります。
アミノ酸
 流行のアミノ酸もお茶に含まれています。お茶のうまみの成分でもあります。
フッ素
 あまり知られていませんが、虫歯予防に効果があります。
このようにいろいろな効能があるといわれており、最近では消臭剤や抗菌グッズにカテキンが多く使用されています。また、食物繊維も多く含まれており、お茶を使ったふりかけなど食用としてのお茶の効果も期待されています。

では、実際にどのように使用していくのがいいのか考えていきたいと思います。
抗菌・殺菌効果を利用する!
 抗菌作用があるといっても、どのようにすれば抗菌なのかよくわからないと思います。最近では「O-157」対策に効果があるということが注目されました。こういった体の中に侵入した最近などは食事の時にお茶を飲むと胃の中で退治してくれるという「飲む」だけで効果が現れます。

 抗菌作用をもっとも持っているのが
「カテキン」です。
 お茶は煎れるお湯の温度で様々な味になりますが、
カテキンをたくさんとるにはあっつ〜いお湯で煎れるのが一番です。ただし、熱いお湯で煎れると煎茶の場合かなり渋みが出てしまうのが難点です。沸騰したお湯では渋くなりすぎてしまう場合があるので、一度お湯のみにお湯を入れ、数十秒冷ましてから急須に移し、1分程度浸出させるのがいいと思われます。

 また、「
うがいにお茶を使うといい」とよく言われています。うがいには昔からほうじ茶や番茶がよく使われています。もちろん、カテキンも含まれていますし(ほうじ茶と煎茶は同じ原料です)、茶産地の方々はよくほうじ茶でうがいをされていると聞きます。ほうじ茶は熱湯でいれるのがおいしいですが、うがいをするには熱いほうじ茶は不適切です。しかも、いちいちうがいをするのに急須でお茶を煎れる手間も問題です。そこで店長宅では一度に大量に冷やしたほうじ茶を作っておきます(うがいではなく飲むためですが・・・)。そうされているお宅もたくさんあると思いますが、片付けの手間を少しでも省けるように工夫すれば楽になります。店長宅ではやかんでお湯を沸騰させ、その中にスーパーやホームセンターでも販売されているお茶パックにほうじ茶(女性のこぶしより二周りほど小さい程度の量)を入れ、やかんを火から下ろしてからパックを入れておきます。寝る前にすると朝には冷めているので容器に移し冷蔵庫に入れておきます。長時間茶葉を入れているので含まれている成分がたくさん浸出するのも利点といえます。 → 「カテキンセット」
癒し効果!?
 飲む以外で使われているもので「茶香炉」というのが販売されています。お茶のアロマテラピーといったところでしょうか。価格は2000円〜といったところで、その中で茶葉そのものに火をつけ香りを楽しむというものです。香炉とセットになっている茶葉には匂いをつけてあるものもあるようですが、普通の煎茶でも大丈夫です。高いお茶を使うのはもったいないので、安くて大量販売されているものでも十分だと思います。
お茶の成分を全部とる!
 お茶の葉にはたくさんの成分が含まれています。ただし、お湯で浸出させてもその3割程度しかお茶の中には出てきません。もっと効率よく成分を取るには・・・食べることが一番です(当然?)。でも、食べるったってどうやって・・・?

 店長が経験したことがあるもっとも簡単な方法は
お茶殻に酢醤油をかけて食べたものです。この時は玉露(アミノ酸を多く含む)だったので、きれいな緑色で甘みもあり美味しくいただくことができました。煎茶では少し苦みが残りますが、味付けを濃くするなど工夫すれば大丈夫です。三杯酢あえなどもテレビで紹介されていましたね。

 他には
お茶殻を佃煮にする、お煎茶を粉々にしてふりかけに混ぜるというような方法が有名です。
 抹茶は茶葉を石臼で挽いて粉にしたものです。もちろん、含まれている成分をすべて取ることができます。ただし、抹茶は煎茶よりカテキンの含有量が若干少なくなります。

 お茶を食べることによって飲むことではとることのできない
タンパク質や不足しがちな食物繊維などを少しでも多くとることができます。
ダイオキシンやアルツハイマー病に効果?
 先日の新聞記事に興味ある記事を見つけました。

京都で行われていた「宇治茶健康フォーラム」で発表された研究発表によると、お茶に含まれる「EGCG(エピガロカテキンガレート)」という
カテキンの一種がアルツハイマー病の進行を抑制する可能性があると明らかにしました。このEGCGは急須で煎れたお茶を飲むだけで普通に摂取できますので、さらなる研究結果が期待されます。

 また、緑茶を日常的に摂取した場合、体内に入ったダイオキシンの毒性を発言させる物質の働きを抑える効果があることも解明されました。ここ数年でダイオキシンに対する危険性が大きく取り上げられていますので、こちらもさらなる研究が期待されます。(毎日新聞より)

また、先日の「発掘!あるある大事典」では
脳の活性化に効果があるという放送がありました。これもやっぱりEGCGの効果ですね。 → 「カテキンセット」

「テアニン」にも脳を活性化させる効果があるとメディアで放送されました。玉露やかりがねに多く含まれているようですね。 → 「宇治かりがね」
ujicah.net〜(株)丸又園〜は創業150年の宇治茶製茶問屋です。

全国茶審査技術競技大会で優勝し、農林水産大臣賞を受賞しました。
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